ホリデーシーズンのタマゴの優良誤認【1%未満】

2018年12月19日から2019年1月2日にイベント、Pokémon GO ホリデーが開催された。
公式サイトで、
ギフトから出てくる7kmタマゴからは、「リーシャン」「ゴンベ」「リオル」「タマンタ」といったポケモンが多くかえるようになります
引用元:「Pokémon GO ホリデー」で「デリバード」が新しい仲間を連れてやってくる! - Pokémon GO
と告知されたので、プレイヤーはこれらレアポケモンを入手するために、タマゴの孵化に勤しんだ。

しかし、タマゴが孵化したときのこれらのポケモンの入手確率がとても低かった。
非公式の攻略サイトGameWithでユーザーからアンケートをとったところ、アンケート総数982で、リーシャン0.51%、ゴンベ5.30%、リオル0.81%、タマンタ0.92%だった。
ゴンベはまだマシだが、他は1%未満と、信じられないほど確率が低い。
参考元:【ポケモンGO】ホリデーイベント中に出やすい野生&7kmタマゴ - GameWith
海外ユーザーの調査では、試行回数30,440で、ゴンベ2.64%、リーシャン0.21%、タマンタ0.49%、他の新規に追加されたベイビーポケモンは2.76%と、こちらの調査でもかなり低かった。
参考元:7km Egg Survey Final Results - Niantic Has Hit A New Low : TheSilphRoad

タマゴを一個孵化するには、7km歩くことが必要。
無課金で使用可能な孵化装置は、無限孵化装置の1個のみ。
課金して使用可能回数3回の有料孵化装置(約150円)を購入すれば、無限孵化装置と合わせて、タマゴの孵化を最大9個同時進行できる。
スーパー孵化装置(約200円)を使えば、孵化距離が2/3、つまり、4.7kmになるので、さらに効率が上がる。
レアポケモンの入手確率が低いせいで、孵化装置を大量購入するハメになるプレイヤーが後を立たなかった。
この事件の被害は金銭的なものだけではない。
タマゴの孵化のために、体力と時間を大幅に浪費させられることとなった。

特にリオルについてだが、このイベントが始まる前は、入手方法がいつでも冒険モードの50kmのアワードのみだった。
しかし、このアワードが曲者で、一週間で50km歩かなければならない上、アワードが入手できる月曜日の朝の時点でタマゴの枠を空けていなければならない。
そこまでしてもタマゴの入手が確定ではない上、入手できたとしても、タマゴの中身がリオルとは限らない。
リオルの進化後のルカリオは人気が高かったが、この劣悪な仕様のせいで入手できずに、悶々としたプレイヤーが多くいた。

そこにリオルがギフトの7kmタマゴから多く孵るようになるイベントが開催されたので、今まで入手できなかったプレイヤーが殺到し、より被害が大きくなった。


最後に
課金周りについては、「ヘルシーにする」ということで一致。
引用元:「ポケモンGO」現状は「やりたいことの1割」! ゲームディレクター野村達雄氏が話す - GAME Watch
一部の人が重い課金をするようなガチャはやりたくない
引用元:「Pokémon GO」はなぜこんなにも人々の心を掴んだのか――その裏側とこれからの方向性を開発者に聞く - 4Gamer.net
などと言っていたが、今回の件は全くヘルシーではないし、ガチャと全く変わらない。
言ってることとやっていることが正反対である。
相変わらず、息を吐くように嘘をつく運営ナイアンティックであった。