EXレイドドタキャンからの規約変更【悪徳企業】

2018年10月2日に第一回デオキシスのEXレイドが開催された。
EXレイドとは、特定のジムでレイドを行ったプレイヤーに配布される、招待制の特別なレイドのことである。
しかし、EXレイド中に通常レイドが発生し、EXレイドが上書きされたせいで、EXレイドが中止となってしまった。
平日の火曜日だったので、わざわざ有給をとってまで参加したプレイヤーがいたことや、以前も同じような不具合を起こしていたこともあり、プレイヤーの怒りが爆発した。
参考元:https://twitter.com/PokemonGOAppJP/status/1046959456205049857
公式Twitterについた1044ものリプライがそれを物語っている。
そこで運営がとった行動は、訴訟対策のための規約変更である。


7.4 イベント内容及びキャンセル
適用法令に従うことを条件として、イベントに関連して広告されるすべてのスケジュール並びにライブ若しくはゲーム内の体験、活動、グッズ、サービス、特典、アイテム、報酬及び/又はコンテンツ(以下「イベント内容」と総称します。)は、保証されず、イベント前若しくはイベント中いつでも、いかなる通知若しくは補償もなく、変更及び/又はキャンセルの対象となります。イベントへの参加を認めたとしても、イベント中における特定のイベント内容を保証するものではありません。

イベントの日付、時間及び/又は場所は、いつでも変更されることがあり、Nianticは、重大な変更に先立ってお客様に通知するために商業的に合理的な努力を行います。イベントがキャンセル、中断、又は日程変更され、お客様が出席できない場合、お客様は、額面価格でのチケットの払い戻し以外に何ら補償を受ける権利を有さず、Niantic若しくはその他の当事者に対してさらなる責任を追及し又は補償を求めることはできません。旅費や宿泊費は、すべてお客様が責任を負うものとします。

引用元:Nianticサービス利用規約 - Niantic

要約すると、イベントはいつでも運営が好きな時に告知なしでキャンセルできるし、額面価格でのチケットの払い戻し以外の補償は全くしない、責任追求も決して許さない、その際の旅費や宿泊費もユーザーが負担しろ、ということである。

運営に都合のいい規約だが、この規約に同意しないと、ゲームを起動することができない。
ゲームを起動できないということは、EXレイドの中止を確認できない。
EXレイドの中止に対して訴訟しようとしても、EXレイドの中止を確認した時点で、運営にとって有利な規約に同意させられているので、訴訟が困難になる。
まさに悪徳企業の所業である。

ちなみに、この不具合は四日前の9月28日の時点で発見されていて、運営もそのことについてツイートしている。
しかし、不具合を直さずに放置し、それについての告知もせず、ゲームを人質にして、規約変更に半強制的に同意させることに注力するなど、人としての良心があれば、とてもできないだろう。
参考元:https://twitter.com/NianticHelp/status/1045408949850247172
https://twitter.com/NianticHelp/status/1045477729003438080
https://twitter.com/NianticJP/status/1045479708622606337
https://twitter.com/NianticHelp/status/1045765144654090241
(海外プレイヤーが激怒し、1014ものリプライがついている。)

シカゴのリアルイベントで訴訟され、総額157万5千ドル(約1億6700万円)支払うハメになったにもかかわらず、全く反省しないどころか、訴訟対策ばかりに力を入れている。
この運営が改心することは二度とないだろう。